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三軒茶屋に洋和菓子店 日本の果物をフランス菓子に

「甘夏のマカロン」

「甘夏のマカロン」

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 洋和菓子店「橘(たちばな)菓子製作」(世田谷区三軒茶屋2)が5月9日、三軒茶屋の商業施設「FORT MARKET(フォートマーケット)」内にオープンした。

「いちごのシュークリーム」

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 日本のかんきつ類をはじめとする果物に、クラシックなフランス菓子を合わせたメニューを提供する。

 店主の目伯洋輔さんは、フランス・リヨンの老舗チョコレート店で研修を受けた後、スイス国境沿いのパティスリーでマカロン、アイス、ケーキ製造を担当。カンヌでは二つ星レストランでデザート部門を担当した。2019年にはジュネーブで、テニスプレーヤーのロジャー・フェデラーさんが主催した「Laver cup」の開幕ディナーのデザートを手掛けるなどの経歴を持つ。

 メニューは、「紅甘夏のサバラン」「いちごのシュークリーム」(以上900円)など。テークアウト可能な「甘夏のマカロン」(2個入り=260円)、「柚子(ゆず)のフィナンシェ」(3個入り=280円)などもそろえる。

 目伯さんは「甘夏のピールとホワイトチョコのガナッシュを挟んだマカロンは、甘味と苦味が絶妙なバランス。ラム酒が優しく香るサバランと紅甘夏の清涼感は、日本の暑い夏にぴったり。いちごのシュークリームは、クリームに少しだけホワイトチョコとバニラを加えてリッチに仕上げており、フィナンシェにはユズの香りを合わせて爽やかにしている。お菓子の甘味に果物の香りや酸味や苦みを合わせることで、うま味のあるお菓子作りを心掛けている」と話す。

 「日本のどこにでもあるようなありふれた果物でも、ちょっとしたアイデアでとてもおいしいお菓子になる。マカロンなどテークアウトメニューを増やしているので、気軽にお越しいただければ」とも。

 営業時間は10時~15時。土曜・日曜のみ営業。

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