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駒沢公園西口に「ル パティシエ タカギ 本店」 天井にマドレーヌの型も

プティガトー

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 「ル パティシエ タカギ 本店」(世田谷区駒沢公園1、TEL 03-6453-2858)が駒沢公園西口に移転オープンして1カ月がたった。

宮殿の部屋をイメージしたというサロン。天井にはマドレーヌの型

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 パティシエの髙木康政さんがオーナーシェフを務める同店。高木さんは1992(平成4)年、26歳の時にヨーロッパで最も権威のある「ガストロノミックアルパジョン」で日本人最年少優勝。2000(平成12)年、駒沢公園通りに「ル パティシエ タカギ 本店」をオープンした後、「ル ショコラティエ タカギ」、「ル パティシエ タカギ 青山店」をオープンした。本店オープンから20年がたち、「3店舗を一つにした店を作りたいと考えるようになった」と高木さん。

 新店は14席を備えるサロンを併設し「ヨーロッパの伝統的な味わい」をテーマに、洋生菓子、焼き菓子、ショコラを提供する。店内の天井には高木さんがパティシエを目指した原点というマドレーヌの本物の型を埋め込み、高木さんがパリやウィーンで直接買い付けた約50点の絵画などで空間を装飾する。

 「小学4年生のときに初めて一人で作ったマドレーヌを食べた母に『おいしいね』と笑顔でほめられたことが忘れられず洋菓子職人を目指した、私の初心のシンボル。マドレーヌを焼くと家にバターのいい香りが立ち込め、とても幸せな気持ちになる。人を喜ばせることの素晴らしさを母から学び、修業のために渡ったヨーロッパでは、お菓子が人を驚かせる喜びを知った」と高木さん。

 サロンメニューは、ガトーショコラに生チョコクリーム、旬のベリーやピスタチオソースで食感のハーモニーを演出したという「メロディー モンターニュ」、ピスタチオ、ショコラ、フランボワーズのクリームの中にバニラ、ショコラ、フランボワーズのアイスを忍ばせ、生クリームと季節のフルーツで飾った「トリコロールパフェ」(以上、1,800円)など。

 オープンから1カ月がたち高木さんは「以前は、目的を持ってご来店されるお客さまが多かったが、新店舗になってからは駒沢公園入り口の隣に店舗があるため、老若男女問わずお客さまがご来店いただいている。以前からのご常連さまでサロンをご希望されていた方にも喜んでいただきうれしい」と話す。「これから春に向け、公園に遊びにいらした方が楽しんでいただけるようテークアウトのドリンクやワンハンドスイーツを商品化していきたい。気軽にお立ち寄りいただけるよう、タカギらしさやエンターテインメントも演出していきたい」とも。

 営業時間は、ブティック=10時~20時、サロン=11時~19時30分。水曜定休。

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