山形県河北町アンテナショップ「かほくらし」(世田谷区三軒茶屋2)がリニューアルオープンして1カ月がたつ。
2019年にオープン。河北町産品の販売促進、販路開拓、ファンコミュニティーの構築に取り組んできた。コロナ禍でも売り上げが前年比約106%に増加するなどファンコミュニティーに支えられたことから、「より河北を感じてもらえる、河北を知ってもらえる」店にリニューアルしたという。
1階の物販スペース「かほくを旅するお店」では、販売商品を拡充。旬に合わせたサクランボなどの果物、新鮮さに力を入れるイタリア野菜、地酒、同町が生産量日本一を誇るスリッパなどの常時 200 品目以上をそろえる。立ち飲みスペースでは、都内にはほとんど流通していないという2つの酒蔵の日本酒などを楽しむことができる。
2階の飲食スペース「かほくを旅するレストラン」では、イタリア野菜、肥育に1000日間かけるという牛肉、秘伝豆と呼ばれる地元特産の豆、300年の歴史を誇るというこうじ製品、こだわりに定評があるという製麺所の麺など、地元の特産品を生かした自然派料理を提供する。
「かほくらし」支配人の高塚浩子さんは「三軒茶屋のある世田谷区は、23区内で最も山形出身者の多いところ。日々お店に立っていると、山形にゆかりのある人の来店が多い。お客さま自身だけではなく、『両親、親戚、おじいちゃん、おばあちゃんが山形です』という若い人まで、山形を感じに来店してくれる。お客さまにとって、こんなにも故郷が大切な場所なのだということを改めて痛感している」と話す。
「今回のリニューアルをきっかけに来店してもらいたいのは、地方に興味がある若い世代。かほくらしを通じて、何だか河北町っていいな。山形っていいな。行ってみたい。と思っていただけるように、リニューアル後もスタッフ一同で日々精進していきたい」とも。
営業時間は、物販=10時~19時。立ち飲み=17時~22時(土曜・日曜は10時~)。レストラン=11時30分~14時30分、17時~22時。月曜定休。