池尻の「IID 世田谷ものづくり学校」(世田谷区池尻2)に「SETAGAYA PORT」がオープンして1カ月がたった。
世田谷発の持続的なビジネスやカルチャーを生み出していくプロジェクト「SETAGAYA PORT」のコミュニティースペース。世田谷区内外のさまざまな企業、スタートアップ、教育機関、団体、フリーランス、会社員、プロボノ、学生など、異業種の人々の交流を目的とする。同プロジェクトのメンバーのほか、誰でも無料で利用できる。
コミュニティーマネジャーや事務局スタッフが常駐するほか、利用者それぞれが感じている課題や自分ができるスキルを掲載する掲示板があり、課題とスキルのマッチングを促している。
オープンから1カ月がたち、同事務局の坂本沙也加さんは「コミュニティースペースの入り口で足を止めてくれる人の中には、『自分のスキルを使って地域に何か貢献できないか』『課題はあるもののどうしたらいいか分からない』など、もやもやした気持ちを持っている人も多く、改めて、そのような人がつながる拠点の必要性と需要を感じている」と話す。
「最近ではメンバーからも『自分の持つスキルをこういう風に生かせないか』『こんな課題があるけれどメンバーと一緒に解決していけないか』などのアイデアをもらい、話す機会も増えてきている。コミュニティースペースを通してさまざまな人がつながり、新しいアイデアが生まれ形になることで、地域課題の解決や地域活性の良い循環が生まれていく拠点となっていけるように、引き続き取り組んでいきたい」とも。
営業時間は11時~15時。