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三茶の世田谷観音で朝市を開催-地域の社交場としてもにぎわう

販売開始前から並ぶお客さんの様子

販売開始前から並ぶお客さんの様子

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 下馬の祈願寺「世田谷観音」(世田谷区下馬4、TEL 03-3410-8811)で、毎月第2土曜の朝6時から8時30分ごろまで朝市が開催されている。

毎回、一番先に売り切れるあさりごはん。

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 「9年前、読売販売所から『千葉県内でやっている朝市を都内でもやりたい』と声を掛けられたことがきっかけ」と話すのは世田谷観音の執事である太田兼照さん。同朝市では、東金時代からの野菜農家や水産加工会社、地元下馬のスイーツ店など計20店舗が出店する。

 米農家の作る「おこわ」が人気の「農家の矢仲」では、販売開始前の早朝5時30分から約40人が並ぶ。中でも「あさりごはん」(200円)は、「20分で売り切れるほど人気」という。九十九里の「塩田水産」では、房総沖で捕れた魚の丸干しや干物(各1パック 350円、3パック 1,000円)を販売し、炭火で焼いた丸干しの試食も用意する。

 そのほかにも、野菜農家は旬の野菜を格安で販売。生産者がじかに販売している野菜や加工食品は、どれも鮮度が良く、長持ちすることで評判だ。客は地元や近隣の人が多く、情報交換の場としてもにぎわいを見せている。

 「これまで大々的な宣伝活動を行ってこなかったが、口コミで年々世田谷観音に来る人が多くなった。それに伴いお参りする人も増えたのでうれしい。これからも恒例行事として、地域の人に親しんでもらえたら」と太田さん。

 次回の開催日は12月6日。

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