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世田谷・「松陰神社」に参拝者増―NHK大河ドラマ「花燃ゆ」効果か

参拝者が増える松陰神社・社殿全景

参拝者が増える松陰神社・社殿全景

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 世田谷にある「松陰神社」(世田谷区若林4、 TEL 03-3421-4834)が現在、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の影響で静かなにぎわいを見せている。

松陰神社6代目宮司の齋藤憲輝さん。吉田松陰先生の絵画の前で

 吉田松陰の妹・文(ふみ)を主役にした同ドラマの効果か、今年の正月三が日の参拝客も増えたといい、限定頒布の「花まもり」は反響が大きくすぐになくなったという。

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 吉田松陰は1859(安政6)年、「安政の大獄」で江戸伝馬町に牢獄され30歳の若さで刑死。その4年後、松陰門下生だった高杉晋作、伊藤博文らにより、世田谷若林の地に改葬された。明治15年、松陰門下生有志が社を築いて先生の御霊を祭り、現在ある社殿は昭和2年から3年にかけて造営された。近年は、学問の神として参拝者が全国各地におよんでいる。

 同神社6代目宮司の齋藤憲輝さんは「ドラマで吉田松陰先生の考え方や生きざまに触れる機会が増えたことはありがたい」とし、「松陰先生の何事にも志を立てることが大切だという意味の言葉に『志を立てて以(もっ)て萬事(ばんじ)の源と為す』がある。自分の志とか目標を高く掲げて、それに対して、前向きかつ謙虚な気持ちで望むというのが松陰先生が塾生に望んでいたこと。そういった人を後押ししてくださると思う」と話す。

 ドラマで吉田松陰の妹が主演に選ばれた流れについては、「ドラマの背景である江戸幕末と今の時代が、重なるところがあるように思える。日本がどうあるべきかと迷う時代だからこそ、思想的な先導者たる吉田松陰先生の教えがクローズアップされている機会が多くなっているように思う。少しでも共感する部分や興味を持たれた人が、気持ちよくお参りできる環境を整えていきたい」とも。

 松陰神社の開門時間は7時~17時。

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