三軒茶屋のオーガニックビストロ店「マルノワ」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-5787-5432)が8月1日、3周年を迎え店内をリニューアルした。
オーガニックにこだわり、食材の良さを大切にする同店。都内や本場フランスのレストランで修業した店主の田中雄基さんが「食べた人を幸せに」をモットーに経営する。
田中さんは「自分が学んできた味や技術を真摯(しんし)に伝え続けたい。自分が考えたコンセプトでお客さんを幸せにできれば」と話す。
名物の「きょう足りなかったビタミンサラダ」(S=800円、M=1,000円、L=1,300円)は、約40種類の野菜が入ったメニュー。メインは「鶏胸肉の低温調理 十六穀米のバターライス」「特殊スパイス使用 マグロのカマグリル」(以上1,700円)や「熟成イベリコ豚 肩腹肉のロースト」(2,400円)など。
田中さんが「一番のお薦め」に挙げるのは「オーダーメイドのシェアコース」(3,800円~)。「少しずつ、いろいろな種類を」「ガッツリとボリュームのあるものを」など客の希望と予算に応じて、アミューズからメインまで約7品を提供する。「お客さまの要望にはなるべく全部応えたい」という田中さんの思いから生まれたスタイルという。
今回、3周年を迎えるにあたり店内をリニューアルした。以前からあったモルタルの壁には、写真や作品を展示できるスペースを確保。新しくデザインした店内には木と植物の質感と、空間構成に合わせた新しい照明採光計画によって温かみが増し、食事の時間がさらに楽しめる空間を心掛けたという。
田中さんは「ゆっくり過ごしてもらえるよう、ぬくもりのある空間を意識した。ランチはカフェのような雰囲気で明るく、夜は間接照明を使って大人が落ち着いて食事を楽しめるよう、使い勝手のいい店を目指したい」と話す。
同店では月に1度、料理教室を開いている。ワンドリンク付きで5,500円。定員は12人。詳細は要確認。
営業時間は12時~15時、18時~翌1時。月曜定休。