東急世田谷線沿線で10月1日、「世田谷線つまみぐいウオーキング2016」が行われる。主催は世田谷区商店街振興組合連合会。

商店街で食べられるメニューの一例

　三軒茶屋と下高井戸を結ぶ同線沿線の商店街を食べ歩く同イベント。三軒茶屋と下高井戸を起点と終点に途中、商店街10店舗で飲食物や商品を受け取りながらゴールを目指す。

　参加商店街は下高井戸、赤堤、山下、豪徳寺、城山通り、ボロ市通り、世田谷駅前、若林中央、松陰神社通り、三軒茶屋銀座、太子堂。食べられるのは「ボヌール」のクロワッサンや「東京餃子楼」の水ギョーザ、「アーモンド洋菓子店」のソフトクリームなど。飲食店だけでなく小売店も参加し、靴下やスタンプなどの商品も用意する。参加には事前予約が必要で、9月1日から一般予約を受け付ける（先行予約分は終了）。定員は2100人。

　2007年に始まり、10回目を迎える同イベント。開始当初、参加商店街は3つ、参加者は約200人だったが10年で約10倍の規模に成長したという。

　当初から企画・運営に関わる「まちこらぼ」（豪徳寺）の柴田真希さんによると、当時、沿線を掃除して歩くイベント「クリーン大作戦」を行う中で「より楽しい要素を入れたい」との考えから生まれたという。「線路でつながる街が一緒にイベントをすれば、沿線の活性化になるのではないかと考えた」（柴田さん）。

　同イベントでは、各商店街に1カ所ずつスタンプ台を設置し「スタンプラリー」を行う。スタンプを5個以上集めた人にはオリジナル記念品を進呈。今回は10周年を記念して、二子玉川エクセルホテル東急の宿泊券をはじめ、オリジナルトートバッグや焼酎などの賞品が抽選で当たるイベントも企画する。

　三軒茶屋から下高井戸までは約5キロの道のり。商店街に寄りながら歩くと約7キロになり、参加者は平均3時間でゴールするという。

　柴田さんは「休みながら食べながら、のんびりした沿線の街の雰囲気も楽しんでほしい。イベントの目的は商店街の店の味を知ってリピーターになってもらうこと。お気に入りの商品を見つけたら、ぜひまた訪れてほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は10時30分～15時30分。参加無料。事前予約は「まちこらぼ」ホームページで受け付ける。