世田谷のNHK放送技術研究所(世田谷区砧1)で10月23日、「せたがや秋の音楽まつり」が行われる。
昨年に引き続き「せたがや文化財団音楽事業部」との共催で、地域住民に対して研究所を身近に感じてもらうために開く。世田谷にゆかりのあるミュージシャンや、研究所に関係するアマチュア音楽家などを中心に21組、計100人以上が集まる。会場は「クラシック」「フリージャンル」の2つのステージに分け、30分ずつの演奏を披露する。
「クラシック」ステージの出演者は、NHK交響楽団の第1バイオリン奏者を務める高井敏弘さんや、海外アーティストの来日公演でも活躍する女性オーケストラ「ステラ・オーケストラ」のバイオリニスト・益子侑さん、若手フルート奏者・日野真奈美さんなど。イベントを手掛ける同研究所プロデューサーの山口浩成さんは、「これほどさまざまなジャンルの音楽を一度に楽しめるのは非常に貴重」と話す。
「フリージャンル」ステージでは、クラシックになじみのない来場者にも楽しんでもらえるように、「NHKみんなのうた」の歌手・構康憲(かまえ・やすのり)さんや、「笑点」にも出演経験がある面白音楽ユニット「めおと楽団ジキジキ」などが出演する。「ポップス、ハープの調べなど、自由に時間を楽しんでもらえるのもイベントの魅力」と山口さん。
砧エリアの山野小学校による合唱団や、地域の子どもたちによる太鼓の演奏もイベントを盛り上げる。山口さんは「地元世田谷のミュージシャンが一堂に会する珍しいイベント。自分のお気に入りの音楽を探しに来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は11時~17時。入場無料。