首都高速道路(千代田区霞が関1)が6月17日、大橋ジャンクション(目黒区大橋1)内の換気所屋上に目黒区周辺の斜面林や草地、水田を再現した「おおはし里の杜(もり)」を一般公開する。
同社の環境への取り組みを紹介するために行うもの。地上30メートルの高さにある「おおはし里の杜」には通常、生態系維持のために立ち入ることができない。
同エリアは、周辺の緑や目黒川の自然と連携するエコロジカル・ネットワークの拠点の一つとして、地域の環境改善に寄与することを目的に作られた緑化空間となっており、隣接する目黒天空庭園から直接入場することができる。
エコロジカル・ネットワークとは、分断された生物種の生育・生息空間を相互につなぐことで、生態系を回復し、生物多様性の保全を図ろうとする構想および実践活動のこと。同エリアは2016年9月21日、日本生態系協会が創設した生物多様性の保全や回復に関する取り組みを評価する制度「JHEP認証」で、最高ランクである「AAA」を取得している。
今月6日には同エリア内の水田で、目黒区立菅刈小学校の5年生の生徒約40人が稲作体験を行った。
公開時間は10時~16時。入場無料。荒天時は中止の場合がある。