暮らす・働く 学ぶ・知る

もしものときを考える「防災ワークショップ」、三茶・生活工房で開催へ

地図上での災害対応訓練の様子

地図上での災害対応訓練の様子

  • 0

  •  

 三軒茶屋・キャロットタワー(世田谷区太子堂4)内の「生活工房」(TEL03-5432-1543)で3月21日、防災ワークショップ「災害対応図上訓練~もしも大規模災害が起きたら」が開催される。企画は、生活工房市民活動支援コーナーとNPO法人「国際ボランティア学生協会」。講師は同NPO「IVUSA」危機対応研究所所長の宮崎猛志さんが務める。

講師を務める「IVUSA危機対応研究所」所長の宮崎猛志さん。

[広告]

 「大地震などの災害発生は時間と場所を選ばない。震災後、自身の生活の価値観が変わったという人も多いのでは」とは広報担当の黛和晃さん。「突然、首都直下型地震が発生したら、私たちは冷静な判断の下に行動できるだろうか。そんな疑問に立ち返り、『もしも』のときに備えるために昨年に引き続き防災をテーマにしたワークショップを開く」と話す。

 ワークショップでは、災害発生時の行動を時間経過に沿いながら検証。災害発生時に、まず優先すべきことや自身の生命・身の回りを守りつつ緊急事態環境下での生活を確保することに加え、1週間、10日と時間がたつにつれて情報と状況の把握ができるようになった際に、自らが復旧復興に向けて立ち上がるための話し合いを行う。

 プログラムは、「大規模災害発生時の被害状況予測」「現在の災害発生時の各組織の取り組みや連携予定」「実演」「体験ワークショップ」の4つに分けて進め、実演では身近なものを活用した、応急手当や救急救命のデモンストレーションを行いながら、地図を広げて自身の行動演習を予定する。

 普段からさまざまな取り組みを行っている各市民活動団体は、その活動のスキルやネットワークを最大限に生かした、それぞれができる災害地の支援のあり方について、講師の宮崎さんと共にシミュレーションするという。

 「世田谷区は市民活動が活発な地域でもあり、さまざまな団体などが地域に根差した幅広い活動を行っている。人と人とのつながり、地域コミュニティーの大切さを再認識するとともに、『もしものときに備えること』の重要さについて今一度考え直すいい機会になれば」とも。

 開催時間は14時~17時。参加費は500円。定員は先着60人。生活工房のホームページで申し込みを受け付けている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース