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多摩美出身の女性アートユニット「ジキルハイド」、三茶で体感型展覧会

Jekyll×Hyde作品イメージ

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 三軒茶屋のギャラリー「galerieH(ガルリアッシュ)」(世田谷区太子堂1、TEL 03-3795-0045)で3月23日より、古谷亜月さんと田中萌さんによるアートユニット「Jekyll×Hyde(ジキルハイド)」の展覧会「光に潜む」が開催される。

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 物事の内に潜む二面性をテーマに2011年より活動を続ける同ユニットは、多摩美術大学在学中に出会った古谷さんと田中さんから成る。2人とも1989年生まれの24歳。ユニット活動では互いの思いや考えをシンクロさせる。「時間の経過がますます関係性を強くし、制作に深みが増している」という。

 昨年3月に同施設で開催された展覧会では、田中さん撮影の写真と古谷さんの油画を組み合わせて構成した半立体作品のほか、2人が出演する映像表現もあった。ユニットとしての展示は4回目で、今回のキーワードは「光」。写真、油画、映像のいずれでもない新たな表現方法を使い体験型のアート空間をつくり上げるという。

 「私たちは物事の捉え方がもともと似ている。誰の内面にも、どんなことにも表と裏は存在するが、ユニットでの制作は、それを2人で掘り下げる作業。常に新しい見せ方を、という思いで取り組んでいる」と古谷さん。

 一方、田中さんは「前回の展示では現実世界を表す写真を『ジキル』、抽象的な油絵を『ハイド』とした。今回挑戦する光というテーマでも、アプローチは違うが見る人それぞれの感性で、明暗や美醜など一つの物事に潜む二面性を探れるようつくっている」と話す。

 営業時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。4月5日まで(3月24日・31日は休廊)。

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