三軒茶屋のキャロットタワー(世田谷区太子堂4)の生活工房で、「こな、ねる、たべる」が開催されている。次回の開催は25日。
20世紀の映像百科事典「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の映像を通じて、生命の営みを学ぶイベント「映像のフィールドワーク・ラボ」の2回目。
食材を収穫し、粉にして練って食べる「ねり食」をテーマにした世界各地の映像を紹介した後、実際の脱穀や製粉作業体験と、さまざまな粉を練って食べるワークショップを行う。
初回の18日は、「手回し臼での穀粒挽(ひ)き」(北アフリカ アトラス高地、アイト・ハディドゥ族、1970年)、「ヴァデアのトウモロコシがゆ料理『ママリガ』」(南東ヨーロッパ ルーマニア、1969年)など、計8本の映像が上映された。
25日には、「マニオクの収穫と晒(さら)し、平パン焼き」(ベネズエラ オリノコ川源流域、マキリタレ族、1969年)、「詰め物をした旅行用の『クズムタブガ』パン焼き」(チュニジア 北西サハラ、グリブ族、1976年)など計5本が上映される。
また、25日は軽食、グループごとの実験や調理、「ねりねりパーティー」などが開催される。
生活工房は「粉状にして練って食べる、いわば『ねり食』は、人類の『料理』の原点」としている。
映像上映会の開催時間は10時~11時。参加費500円、定員50人(当日先着順)。