三軒茶屋のバル「taverna ichi(タベルナ イチ)」と「BAR GLIKO(バー グリコ)」で3月11日、「おがれ東北!第5回 『牡蠣小屋in三軒茶屋』」が開催される。
三軒茶屋在住の夫婦、山形呼(よべる)さんと妻のまどかさんが中心となり多くの仲間の協力の下、東日本大震災の復興支援を目的に2014年から続く同イベント。被災地から仕入れた食材を使い、売り上げの利益全額を義援金として被災地に寄付する。昨年は南三陸町へ8万7,294円を寄付した。
タイ在住時に震災があり、バンコクでチャリティーイベントを開催していたまどかさんは、本帰国後に仙台市出身の呼さんに相談し同イベントを始めた。「東京に住んでいると、どうしても被災地への思いが薄らいでしまうので、その記憶を鮮明に残すために始めた」と呼さん。
2月には南三陸町の役場を訪問し、復興状況を聞いたという。「町一つが丸々なくなってしまった地域。7年の歳月の中で、仮設住宅は当初の5%(約100世帯)まで減少したが、転居先の災害公営住宅や山間部の戸建てなどでは被災により進んだ高齢化や核家族化など新たな問題を抱えていることを知り、被災地サポートの重要性を改めて考えさせられた」と振り返る。
イベント当日は、歩行者天国の店舗前で、南三陸町の漁協から取り寄せた新鮮なカキやホタテを使い、焼きガキや生ガキ(以上、300円)、焼きホタテ(400円)、宮城の地酒(500円)などを販売する。店内では、料理とドリンクチケット4枚をセットにしたチャリティーパーティーを開く。被災地に関連した景品を用意するビンゴ大会も行う。
開催時間は13時~16時30分。チャリティーパーティーへの参加費は、男性=4,400円、 女性=3,900円。要事前予約。電話(TEL 090-3349-6258)かメール(yoberu4800@gmail.com)で受け付ける。