マンションマーケット(中央区)が6月8日、東急電鉄7路線を対象にしたマンション価格上昇率ランキングを発表し、世田谷線がトップとなった。
対象の路線は、「東横線」「目黒線」「田園都市線」「大井町線」「池上線」「多摩川線」「世田谷線」。対象のマンションは、東京23区内の駅から徒歩10分圏内の物件で、同社が運営する同名のマンション相場情報サイトに掲載されている2007年築の分譲マンション。2017年と2018年の平均平米単価を比較し、価格上昇率が高い順にランキングを作成した。
トップは「世田谷線」(2.32%)、2位「田園都市線」(2.07%)、3位「池上線」(0.34%)、4位「大井町線」(-0.23%)、5位「目黒線」(-0.79%)、6位「多摩川線」(-1.61%)、7位「東横線」(-6.69%)。
世田谷線のマンション価格が上昇している理由について、同社は「もともと価格が安かったから」とし、「最近のマンション価格全体の上昇が影響で、もともと安かった価格が多少上がり、結果的に上昇率に換算すると東急沿線で最も高かった」という。時点の田園都市線については、東横線沿線の物件を探していたユーザーが流れてきたことが考えられると分析。「本当は東横線沿線の物件が欲しかったものの、物件数が少ない上に価格が高い。田園都市線の物件を探してみよう、という心理」と推察した。