見る・遊ぶ

駒沢大学のギャラリーで現代美術家・鈴木広志さん個展、テーマは「スクイ」

ギャラリー写真。ペインティングが7点(連作)、しっくいスカルプチャ作品が、7点の計14点を展示

ギャラリー写真。ペインティングが7点(連作)、しっくいスカルプチャ作品が、7点の計14点を展示

  • 0

  •  

 駒沢大学駅から徒歩15分程にあるギャラリー「XYZ collective(エックスワイジーコレクティブ)」(世田谷区弦巻2、TEL 03-5799-4912)で現在、美術家・鈴木広志さんによる個展「スクいのlAST rESORT」が開かれている。

「愚者の微笑み」2013年

[広告]

 鈴木広志さんは1986(昭和61)年生まれ。文化服装学院卒業後、ベベルギーのアントワープへの留学経験を経て舞台衣装デザイナーに師事。その後、現代美術作家に転向。今回の展示の魅力について「服飾のバックグラウンドを持つ若手美術家が、現代版ビーナスを描いたペインティングとしっくいを素材としたスカルプチャーの2種類の作品を一堂に展示している点」とコーディネーターの寒田美緒さん。

 展示タイトルの「スクイのlAST rESORT」の意味について、「故意に大文字と小文字を反転させたものになり、全ての常識を疑ってみるという意味が込められている」と解説。展示のテーマは「スクイ」。「展示を通して、来場者の魂を掬(すく)ったり、救ったり、巣くったりする空間を提供する」とも。

 20日には、作家と交流のある美術家の原田裕規さん、作品製作に関わった野丁場左官のツカダシュウヘイさんら関係者を招いたトークショーが開催。「現代美術の意義や在り方などについて話し合う」という。

 営業時間は12時~19時(土曜・日曜は11時から)。4月26日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース