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三茶のコーヒー専門店「オブスキュラ」が5周年-隔週でワークショップも

コーヒーを淹れるオーナーの柴佳範さん

コーヒーを淹れるオーナーの柴佳範さん

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 三軒茶屋駅から徒歩5分の「Cafe Obscura(カフェ オブスキュラ)」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 03-3795-6027)がオープンから5年を迎えた。店舗面積は10坪、席数は店内13席、テラス4席。

サイホンを使用して、コーヒーを入れる姿を目の前で楽しめる。

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 学生時代の友人3人で立ち上げた同店。「Obscura」は「暗室」という意味を持ち、「静かに自分と向き合い日々の生活や心を映し出し、コーヒーとともににある時間を大切にしてほしい」というコンセプトから名付けられたという。

 この立地を選んだ理由として「繁華街と住宅地のちょうど境目であるこの場所は、家に帰るまでの時間を静かに過ごすために最適。コーヒーの味だけでなく自分と向き合う時間を提案できれば」とオーナーの1人である柴佳範さん。

 カフェで使用されるコーヒー豆は全て太子堂にある工房で自家焙煎(ばいせん)。昨今のカフェでは珍しいコーヒー器具サイホンを採用。「サイホンを使用することによりすっきりした味わいになる。コーヒー本来の味を保ちながらも飲みやすく仕上がる」ことが特徴。豆の選別から消費者の口に運ばれるまで全ての段階において品質管理が徹底された「スペシャルティコーヒー」にこだわり、柴さん自身も自ら生産国に出向くこともあるという。

 メニューはブレンド2種、ストレート7種ほどが常時用意されており、好みを伝えて選んでもらうこともできる。「ブレンド(フルーツ・チョコレート)」(各530円)、「ストレート」(630円)、「カフェ・オレ」(580円)、「柿の葉茶」(630円)など。コーヒーに合わせた「シフォンケーキ」(2種、各390円)、「サンドイッチ」(2種、各780円)など軽食もあり、12~15時は「ドリンクとサンドイッチのセット」(980円)も。テークアウトのコーヒー豆は100グラム650円~。

 第1・第3土曜には、おいしいコーヒーの入れ方や、産地や抽出方法の違いを知るための飲み比べなどのワークショップを開催している。内容は回によってさまざま。三軒茶屋駅周辺に限ってオフィスやイベントへのケータリングも行っている。

 今後の展開について、「3月に『COBI COFFEE』(港区南青山5)や『IMA cafe』(港区六本木5)のプロデュースを行ったこともあってか、おかげさまで三軒茶屋以外にも広く名が知られるようになってきた。いつ行ってもそこにある、日常の風景に同化した街のコーヒー屋を目指したい。変わらないことを大切に20年、30年と地元を大切にし、より一層三軒茶屋に根付いていけたら」と話す。

 営業時間は12時~23時。第3水曜定休。

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