世田谷の三宿通りにあるハンカチ専門店「H TOKYO」(世田谷区太子堂1、TEL 03-3487-4883)が9月で6周年を迎えた。
メンズのハンカチをメーンに、常時200種類以上を取りそろえる同店。「普段から身に着け、持ち歩くアイテムだからこそ、こだわってほしい。ビジネススタイルの中でも、遊び心を取り入れやすいアイテムの一つがハンカチ」と店主の間中伸也さん。
オープンのきっかけは、間中さんがメンズの服飾雑貨ののバイヤーをしていたときに「自分が持ちたいハンカチがない。ないのであれば作ってしまおう」と考えたことから始まったという。
ハンカチは、ビジネスマン向けに作り始めた「大人のハンカチ」、休日に使うことを想定した「少年のハンカチ」と2種類のコンセプトを掲げた商品を展開する。商品は全て日本で製造され、上質な生地のハンカチはハンドロール(手巻き)で職人が一枚一枚手縫いで作り上げる。
「大人のハンカチ」では、無地やストライプ柄、チェック柄などのスタンダードなハンカチ(1,296円~)を取りそろえ、「少年のハンカチ」では、総柄ものからキャラクター柄まで、「ポップで遊び心がある」ハンカチ(1,620円~)を用意する。「『大人のハンカチ』の中でもリネン素材のハンカチは特にお薦め。長く使えるとともに、使っていくなかで徐々に生地が柔らかくなり肌になじむようになる」と間中さん。
そのほか、タオル地を使ったハンカチのバリエーションも多く、アウトドアで使えるようにはと目を付け、肉厚な素材を使った「アウトドアタオルハンカチ」(2,160円)や、モール糸を使いシェニール織りというドイツの伝統技術で作られた「シェニールタオルハンカチ」(3,024円)などが特に人気だ。
同店はハンカチをメーンに複数の商品も展開。靴下シリーズ「SOC TOKYO」、下着シリーズ「TOKYO TRUNKS」、ハンカチ生地を使った小物の「ピンバッジ」や「お手玉」なども扱う。
中でも今年3月から始めた「SOC TOKYO」は、10月25日に行われた国際的なパッケージデザインコンテスト「PENTAWARD」でゴールド賞を受賞。「冬季に注目さやすい靴下は、これからも少しずつ力をいれていきたい」と間中さんは思いを語る。
今後について、「さらに新しいデザイン、高品質なハンカチを作れるように開発力を高めていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は12時~20時。