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三軒茶屋の「富士宮焼きそば」屋台、閉店へ 「三茶らしい場所」で9年間営業

エンジンの故障のため現在はレンタカーで営業する

エンジンの故障のため現在はレンタカーで営業する

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 三軒茶屋の松竹駐車場(世田谷区太子堂4)にある焼きそば屋台「ズーサン」(TEL 090-8346-2003)が3月末、閉店する。

常連と話しながら手際よく調理する米津さん

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 同駐車場の閉鎖に伴い閉店する同店。富士宮市出身の店主・米津雅司さんが2007年から約9年間、平日の夜間を中心にワーゲンバスで「富士宮焼きそば」を販売していた

 米津さんによると、以前は原宿に店舗を構えて営業していたが建物の撤去により閉店。それまで通り道だった三軒茶屋の同駐車場のオーナーから、「ここで営業してみては」と提案されたのが、出店のきっかけという。

 メニューは、「富士宮焼きそば(ソース、塩、ゆずこしょう)」(550円)、「御殿場ちょ~フランク」(300円)、トッピングの目玉焼き「目玉マヨ」(50円)など。焼きそばは、大量のキャベツに4種類のソースを使い、米津さんが母親から教わったという「食べ慣れた家庭の味」を忠実に再現する。

 米津さんは「B級グルメとして注目を集めて店は増えたが、アレンジを加えているところも少なくない。ご飯のおかずとして食べて育ってきたので野菜はたっぷり。正しい材料と作り方で、本来の富士宮焼きそばを作っている」と話す。

 同駐車場は、毎週日曜開催の「茶沢通り歩行者天国」に合わせ、フリーマーケットやライブなどさまざまなイベントが行われる「三茶らしい場所」の一つ。常連や近隣住民からは、同店の閉店を惜しむ声が多く上がっているという。米津さんは「急なことで驚いているが、いい場所さえあればすぐにでも再開したい」と話す。

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