「IID世田谷ものづくり学校」(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)で4月29日、「やさしい電力自由化講座Powered byみんな電力」が開催される。
同校に本社を置く「みんな電力株式会社」が主催し、今年4月に始まった電力小売り全面自由化について学ぶ同イベント。同社の大石英司社長を講師に招き、事業者の選び方や電力自由化の背景などについて基礎から学習できる。
イベントは、前半の講義「電力自由化の基礎知識」と後半のグループワーク「理想の電力会社を考えよう!」の2部構成。「電力会社が選べるようになったけれどよく分からない、環境に優しい電気の選び方を知りたい、といった人に参加してほしい」と同校担当者。取引先との話題作りのためにエネルギーについて知りたい社会人や、就職活動をする学生などにも向いているという。
講師の大石さんは1969(昭和44)年東大阪市生まれ。広告制作会社、凸版印刷などを経て2011年にみんな電力を設立。同社は、小型ソーラー充電器の開発や再生エネルギー発電所の設置事業などを手掛け、4月の電力自由化に合わせて、「顔の見える発電所」をコンセプトに家庭向け電気の販売を始めた。
ものづくり学校は既に、世田谷区内における同社初の「電力の地産地消モデル」として、東京電力からの電力の切り替えを行っている。
開催時間は12時30分~16時。参加費は500円(世田谷区民は無料)。定員は25人。ものづくり学校ホームページで申し込みを受け付けている。同日、ソーラーエネルギーで動くおもちゃ作り教室「ソーラー理科教室」も予定。