盆栽の販売サイト「東京盆栽生活空間」がオープンして3カ月がたった。
三軒茶屋在住の盆栽デザイナー、中島大輔さんが運営する同サイト。手の平サイズの極小盆栽「マイクロ盆栽」のほか、土ではなく水で育てる盆栽「アクア盆栽」、仏像と融合した「仏像盆栽」など、一風変わった商品をそろえる。
屋号には「盆栽をもっと生活空間の中に取り入れて、豊かで楽しい生活を送ろう」という意味を込めている。高尚で難しいというイメージのあった盆栽を、現代の生活空間にマッチする、デザイン性を持ったインテリアとして提供していきたいという。
「マクロ盆栽」の器は九谷焼の作家によるハンドメード。「アクア盆栽」の手入れは週1回の水替えだけ。「仏像盆栽」は盆栽の根が仏像と絡み合うことで、「生と死」「長い時間」を表現している。
「緑が部屋の中に1つでもあると、自然と心がリラックスできる瞬間が訪れる。盆栽は、日本の気候に即している植物。現代人が忘れかけている、春になると芽吹き、夏に緑が濃くなり、秋に色づき、冬に散るという、春夏秋冬の移り変わりを気づかせてくれる」と中島さん。
「マイクロ盆栽」は8,000円、「アクア盆栽」は1万2,000円と1万4,000円、「仏像盆栽」は7,000円~5万9,000円(すべて送料込み)。
今後はネット販売だけでなく、百貨店やイベントなどで期間限定販売していくという。