上馬に3月22日、ネパールカレー店「ネパリコ」（世田谷区上馬4、TEL 03-6804-0576）がオープンした。渋谷区桜丘にある同店の2号店。

　店主は、ネパール人のパダムさんと松田あゆみさん夫妻。「渋谷から近く、今より広い席数のある路面店を探していたところ、駒沢大学の店舗を見つけた」と松田さん。駒沢2号店の席数は37席で、渋谷店より10席ほど広い。

　同店は、ネパールの純粋家庭料理をメーンにしており、インド料理は一切置いていない。

　味の特徴について、「ネパール料理はさらっとしていて胃にもたれない。スパイスも素材の味を引き立てるため、香り付け程度にしか使わない」と店主のパダムさん。

　看板メニューは「ダルバート」（ノンベジ＝ランチ900円、ディナー1,500円、ベジ＝ランチ800円、ディナー1,300円）。日本でいうみそ汁の役割の「ダル（豆）スープ」にアチャール（野菜の漬物）やタルカリ（野菜や肉のスパイス炒め）とご飯を合わせて食べる、ネパールの一般的な料理だ。ネパールではベジタリアンも多く、ノンベジとベジが選べる。

　そのほか、ネパールのスパイス焼きそば「チョウメン」（ランチ＝750円、ディナー＝850円）。発酵タケノコを使った「バンブースープ＋チャパティセット」（750円）、「チキンチリ」（850円）、「日替わりカレーライス」（750円）などがある。これにチャイなどが追加オーダーできる。

　駒沢店のシェフは、ポカラ出身のマガール族であるクマールさんと、カトマンズ出身でネワール族のスーリヤさんの2人。「純粋なネパール料理の味にしたいから、あえてインド料理店で働いたことのない人を起用した」とパダムさんは語る。

　今後の展望について「カレーだけではなくて異国の文化をもっと伝えたい。ビジネスマンが多い渋谷店とは異なり、駒沢店では地元の家族の人たちがリラックスできる空間を提供したい」とも。

　営業時間はランチタイム＝11時30分～15時。ディナータイム＝18時～23時。