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下馬に「本格焼酎」バー 焼酎好きの会社員が切り盛り

店内にはデヴィッド・リンチ監督が制作した版画を展示する

店内にはデヴィッド・リンチ監督が制作した版画を展示する

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 焼酎バー「the hangedman's bar 十二」(世田谷区下馬2、TEL 080-4895-6699)が下馬にオープンして3カ月がたった。

スイスワインもそろえる

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 店主の藤本純司さんが厳選した約80種の焼酎をそろえる同店。焼酎は乙類の中で添加物を使っていない「本格焼酎」だけを扱う。デヴィッド・リンチ監督が好きなことから、店内は短編映像「ラビットの部屋」をイメージし、リンチ監督が制作した版画を展示する。

 藤本さんは普段は会社員。焼酎好きが高じて2008年にブログで焼酎を紹介し始めた。ブログを通して焼酎の蔵元や酒屋、焼酎コレクターなど、焼酎に携わる人々と交流できたことがきっかけで同店を開いたという。店名はブログ名「吊(つ)るされた男のブログ」から引用した。「サラリーマンは続けたいけど焼酎バーもやりたい、でも経営は難しい。でもやりたい…といった感じで、気持ちがつるされているようにフラフラしていたことを表現した」と藤本さん。

 焼酎は、アルコール度数29%以下=500円、アルコール度数30%以上=800円。そのほか、藤本さんの妻の祖父が生産しているスイスワイン(700円)や、スイスの伝統料理「ラクレット」(800円)などもそろえる。

 3カ月を振り返り、「客は今のところ下馬の方々だけだが、個性的な方が多くて楽しい。今は、下馬の飲食店や地元客らと『奥三茶』に対抗して『裏三茶って下馬だよね』と盛り上げようとしている」と藤本さん。「これからも、より多くの方に本格焼酎を好きになっていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は21時~24時。

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