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三宿の「ラ・テール洋菓子店」が16周年-毎月10日に「サンクス・デー」

本店限定の生ケーキ「ミルフィユ」(486円)

本店限定の生ケーキ「ミルフィユ」(486円)

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 三宿交差点近くにテークアウトの洋菓子専門店「ラ・テール洋菓子店」(世田谷区池尻3、TEL 03-5486-5489)が開店して16周年を迎えた。

焼き菓子の中で人気が高い「ハニーベア」(216円)。

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 同店は開店4年後、隣に「ラ・テール メゾン」、その1年後には向かいに「ブーランジェリー ラ・テール」をオープンするなど、洋菓子店5店舗、パン屋6店舗、レストラン1店舗を展開する。パッケージデザインを手掛ける「ミックブレインセンター」(港区西麻布3)の直営洋菓子店としてスタートし、現在はラ・テールが運営。

 「わざわざ買いに来てもらえるようなお店でありたいと考え、駅から遠い場所を選び地域密着を目指した」と話すのは販売企画を担当する黒瀬能登美さん。「店名はフランス語で『大地』を意味し、できるだけ作り手の見える素材と自然にこだわり、子供に食べさせたいと思えるお菓子を作りたかった」と話すように、小麦は国産、砂糖は有機さとうきびオーガニックシュガー、卵は自然方放牧卵を使用。

 「他の菓子店に比べ、焼菓子があまり日持ちしないのは保存料などを入れていないため。面倒なやり方だと思うが余計なものを入れないのが信念。その思いが伝わり、3世代で利用してくださるお客さんが多い」という。

 生ケーキの中で特に人気が高いのは「サンクス・デー」のケーキ。毎月開店日にちなんだ10日に旬の果物を使ったケーキを販売。パティシエやスタッフが全国を回り、直接生産者に話を聞き目で確かめた果物だけを使用する。毎月約100台以上が売れ、半数がリピーターだという。次回、7月10日はマンゴーと南国素材のタルト「西表の月」(1,512円)を販売する(予約限定)。

 焼き菓子では「ハニー・ベア」(216円)が「好評」。国産の菩提(ぼだい)樹の花から採った蜂蜜を使用し、贈答用にブック型パッケージも用意。6年前にバクサ裕子シェフが就任してからは「お母さんの秘密のレシピ」と題されたドイツの焼き菓子や、ドイツの伝統製法で作るバウムクーヘン「大地の樹」(小、1,296円~)も加わった。

 今後について黒瀬さんは、「基本を忠実に変わらないことを大事にしていきたい。しかし、新しい試みも忘れずにマルシェなどのイベントも取り入れていく予定。いつまでも安心を提供できるお店であり続けたい」と意気込みを新たにする。

 営業時間は10時~20時。

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