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世田谷で「燕三条のものづくり」体験イベント 食器作りワークショップも

会場で販売される燕三条地域伝統の金属加工品

会場で販売される燕三条地域伝統の金属加工品

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 世田谷・三宿の「IIDものづくり学校」(世田谷区池尻2、TEL 03-5481-9011)で9月19日、「燕三条のものづくり ぐるっと体験フェスティバル2016」が行われる。主催は三条シティセールス事業実行委員会(三条市)。

ワークショップの様子

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 「三条ものづくり学校」がある新潟・三条市と、隣接する燕市のものづくりが体験できる同イベントは今回で5回目。日本有数の「金物の町」として知られる両市の職人の手による名産品や技術を紹介する。

 三条市のものづくりは、旧石器時代からの歴史があり、鍛治技術の伝統を受け継ぎながら、現在も多数の商品や道具を生み出している。燕市は江戸初期の和釘(くぎ)作りを起源とし、金属加工を生かした洋食器で知られる。

 イベントでは、伝統工芸「鎚起(ついき)銅器」のぐい呑みや小皿を作るワークショップ(ぐい呑み=3,000円、小皿=1,500円)、漆(うるし)で描いた絵に金粉や銀粉をちりばめた、燕三条地域に江戸時代から伝わる蒔絵(まきえ)体験(材料費=1,200円~)、カンナを使って作る八角箸作り(1,000円)、天然石のブレスレットストラップと真鍮(しんちゅう)のバングル作り体験(ストラップ、真鍮バングル=3,000円、ストラップ=1,000円)などを行う。

 新潟名物の笹だんご作り(200円)、鎚起銅器ケトルを使ったコーヒーのハンドドリップ&ラテアート体験(ラテアート=700円、ハンドドリップ=1,000円)、新潟の5大ラーメンの一つとされる三条のソウルフード「カレーラーメン」(500円)の販売など、食にまつわるイベントも予定する。

 会場内には、包丁やニッパー型爪切り、キッチン用品などの金属加工品や、車麩(くるまふ)やこくわ(サルナシ)を使ったカレーの「販売ブース」、同イベントに合わせた「燕三条地域のPRブース」などを設置。PRブースでは国の伝統的工芸品に指定される「越後三条打刃物」や、廃材を使って作る「ブランキングアート」を展示する。

 イベント担当者の野崎いづみさんは「珍しい制作体験や食のワークショップなど三条市のものづくり技術や暮らしに触れることのできる貴重な機会。名産品の買い物など、家族や友人と一緒に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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