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三軒茶屋の「ふっくら布ぞうりの会」がチャリティー販売 今泉天満宮の再建寄付で

陸前高田のメンバーが作った布ぞうり

陸前高田のメンバーが作った布ぞうり

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 「ふっくら布ぞうりの会」が3月8日、津波で流出した陸前高田・今泉天満宮の社殿再建を目的に布ぞうりのチャリティー販売を始めた。運営は一般社団法人あゆみ(世田谷区三軒茶屋2)。

震災直後の今泉天満宮

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 同会は2011(平成23年)、東日本大震災の被害を受けた陸前高田、南三陸、石巻、東松島を拠点に発足。仮設住宅で被災者のコミュニティーや生きがい作りなど、東北と首都圏を中心にこれまで10年間、活動を続けてきた。

 「陸前高田はまなす会」は、震災前に津波で流された今泉天満宮があった、子どものための私立図書館「にじのライブラリー」で活動してきた。震災から10年がたち、今年4月にようやく社殿が完成する今泉天満宮の復興に向けた募金活動を知り、今回の企画を立ち上げたという。

 今回のチャリティー布ぞうりは、多くの企業から提供された未使用のTシャツや、布を扱う企業から提供された綿の布を使う。東北と首都圏の編み手20人が1人1足ずつ、無償で布ぞうりを編み、通販サイト「ふっくら布ぞうりshop」で販売した。販売時の決済手数料を除いた全額を、今泉天満宮に寄付する。全20足を完売した場合、約10万円が寄付できる見通しという。

 一般社団法人あゆみ代表理事の工藤賀子さんは「今回の企画は世田谷の編み手も参加している。陸前高田の支援にもなり、ふっくら布ぞうりの履き心地の良さを体験していただける機会でもある。コロナ禍でおうち時間の長い今、ぜひご試しいただけたら」と呼び掛ける。

 価格は一足=5,700円~。売り切れ次第終了。

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