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三茶のコーヒー店「MOON FACTORY COFFEE」が3周年―コーヒーと本と語り合うための空間

一杯ずつペーパードリップで淹れる店主の高橋さん 撮影=石黒美穂子

一杯ずつペーパードリップで淹れる店主の高橋さん 撮影=石黒美穂子

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 三軒茶屋の喫茶店「MOON FACTORY COFFEE」(世田谷区三軒茶屋2、TEL 03-3487-4192)が9月、オープン3周年を迎えた。

しっかりとした苦味とコクがウリの「深煎りブレンド(5)」(700円)。

 同店は京都にある「ELEPHANT FACTORY COFFEE」(中京区蛸薬師通)の姉妹店。店舗面積は約16坪。席数18席。開店の経緯について「元々インテリアショップで働いていて、当時の上司が京都にお店を出したと聞いてお店を訪れたとき、かねてから抱いていた『自分の店を持ちたい』という気持ちが膨れあがった。そこでエレファントのオーナーの畑に、『東京でエレファントのようなお店を作りたい』と伝えたのがきっかけ」と高橋美賀さん。

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 店舗名を「ムーン」とした理由について「開店に向けて準備を進めているときに、オーナーに『高橋さんのお店だから』と言われた。畑さんは、村上春樹の書籍の中でイメージした店と重なった文章があり、それに関連する店舗名にしていた。私は昔から夜空の月を見上げるのが生活の一部だったので、月を店舗名に掲げようと思った。『ふっとたまに眺めたくなる月』のように時々皆さんに思い出してもらいたくなるお店にしたかった」と話す。

 同店のコーヒーはペーパードリップ方式を採用。「どんなコーヒーも好きだが、私が一番好きなのは、家でもできるシンプルなこのペーパードリップのスタイル。味は濃いけど、クリアだし、カップに注いだときにコーヒーの香りが立つのが好みなので」と話す。豆は、北海道美幌町に住む「豆灯」の福井さんが丹精に焙煎している豆を一週間に二度送ってもらって、使用しているという。

 ドリンクメニューは「深入りブレンド」、「深入りストレート(マテンジャ・トラジャ)」、「中煎りブレンド」、「中煎りストレート(タンザニア・ブラジル)」、「今月の豆」。(以上カップ700円、マグ800円)。「カフェオレ」、「アイスコーヒー」(以上、800円)など。

 フードメニューは「ピザトースト(天然酵母パン)」(700円)、「自家製チーズケーキ」、「自家製チョコレート」(500円)。

 これからの展望について「東京に暮らす街の人は忙しい人が多い。そんな人たちが本を読んだり、少しでもゆっくり腰を据えて話をしたり、ぼんやり過ごしたりできる、仕事場でも家でもない三つ目の場所としてここを利用してくれたらうれしい。開店当時と変わらない思いをもって日々営業していけたら」と話す。

 営業時間は13時~翌1時。木曜定休。