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三茶のカフェで世界最古の電子楽器テルミンとマトリョミンのライブ

宮崎さんは、テルミン、マトリョミンの講師としても活躍している

宮崎さんは、テルミン、マトリョミンの講師としても活躍している

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 茶沢通りにあるカフェ「ニコラ」(世田谷区太子堂4、TEL 03-6804-0425)で3月1日、「テルミンとマトリョミン」を使ったライブが開かれる。

宮崎さん所有の「マトリョミン」。

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 テルミンは1920年代にロシアで生まれた世界最古の電子楽器とされる。アンテナに手を近づけたり、遠ざけたりすることによって音程・音量を変化させるのが特徴。

 マトリョミンは、ロシアの人形「マトリョーシカ」の中にテルミンの機能の一部を収めたもの。本体にステレオ、アンプを内蔵し、およそ5オクターブの発音域がある。人形に手をかざすと独特の音色を出し、その見た目のかわいもあり日本でも数年前から人気を集めている。手をかざす位置によって音階が変わるため演奏には奏者の高い技量が要求され、熟練を要する楽器だ。

 演奏者は、日本でも数少ないテルミン・マトリョミン奏者、宮崎香純さん。昨年夏には272人でマトリョミン演奏を行い、世界最大数のテルミン演奏として世界記録に認定された。同店店主の曽根由賀さんとはカフェで一緒に働いていたころから15年来の親交があり、今回のライブが実現した。

 宮崎さんは、テルミンではソロ演奏でサンサーンスの「白鳥」など、マトリョミンは松野まり子さんとのマトリョミン合奏では春にちなんだ曲を中心に演奏する予定。

 演奏会について「2012年前のちょうど3月1日にテルミンに出合い、それから楽器を始めた。干支(えと)がぐるりと一周した同じ日に演奏会ができる偶然にとても驚いている。それも曽根さんのすてきな店で演奏させてもらえるのが光栄」と宮崎さん。「土曜日の午後、ごゆっくりとテルミン・マトリョミン合奏をお楽しんでもらえたら」とも。

 当日は、同店特製の焼菓子とお茶が付く。演奏後は、楽器に触れられるプチワークショップも予定する。

 13時30分開場、14時開演。参加費は1,800円。定員は12人。店頭、メールで予約を受け付けている。

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