国内各地で皆既月食が観測された1月31日、三軒茶屋エリアでも「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」が観測された。
約3年ぶりとなった皆既月食。今回は、月と地球の距離が最も近づき大きく見える「スーパームーン」、月に2度目の満月となる「ブルームーン」、皆既月食により月が赤黒く見える「ブラッドムーン」がすべて同時に起こり、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼ばれた。
皆既中の月は、赤黒い赤銅色で光り、三軒茶屋の街行く人々もスマートフォンのカメラを空に向けた。
皆既食が最大となった22時30分ごろ、スマートフォンで撮影をしていた、エコー仲見世商店街のホットドッグ専門店「クジラ荘」(世田谷区三軒茶屋2)の店主、丸山香奈さんは「赤黒いお月さまで、まさに夜のキャロットタワーのようだった。たくさんの人が空を見上げていて、それがどんどん伝染していく様子が面白かった」と話す。
国立天文台(NAOJ)によれば、次に日本全国で今回のように部分食の始めから終わりまでを見ることができるのは、2022年11月8日だという。