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映画「あそびのレンズ」公開へ 「世田谷プレーパーク」利用者が企画し

映画「あそびのレンズ」

映画「あそびのレンズ」

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 池尻の公園「世田谷プレーパーク」(世田谷区池尻1)と代田の「羽根木プレーパーク」の利用者たちが企画・制作に携わった映画「あそびのレンズ」が10月1日、「池袋シネマ・ロサ」で公開される。

はらっぱプレーパーク

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 両公園では、子どもが自由に遊ぶ環境を地域に広げることを目的に、子育て中の父母による外遊び野外フェス「ビオキッズ」が2013年から2019年まで開催されてきた。

 映画「あそびのレンズ」の佐伯龍蔵監督は「イベントの延長として、さらに子どもの遊びの重要性を深く伝えたいという思いから、映画の企画が始まった」と振り返る。

 撮影は2018年秋に始まった。「プレーパークのシーンや、子ども連れが可能な飲食店のシーンなどで、ビオキッズ実行委員会メンバーが実際の役割で出演している。劇中のクレイアニメーションのパートでは、プレーパークで世話人をしている元アニメーターの母親に協力いただいた」という。

 劇中シーンの多くは、世田谷区内で撮影した。「駒沢大学駅から少し歩いた場所にある小泉公園では、砂場やブランコのシーンを撮影した。主人公である母親の心情に寄り添った幻想的なシーンも公園に大きな布を張って撮影した。世田谷プレーパーク、駒沢はらっぱプレーパークでも実際にそこで働くプレーワーカー、遊んでいる子どもたち、自主保育中の母親たちに出演していただいた」と佐伯監督。

 同映画では、子どもとの暮らしや仕事に翻弄されながらも、周囲との関わりによって少しずつ変化する母親の姿を描き、現役の子育て世代にエールを送る。

 映画公開に向け、佐伯監督は「お芝居とドキュメンタリーが融合した、不思議な作品に仕上がっている。特に注目してほしいのは、ドキュメンタリー的に撮影した子どもの遊びシーン。大人は自分の子ども時代を思い出しながら鑑賞いただけたら」と呼び掛ける。

 上映は10月7日まで。

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