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三軒茶屋の「アナログ音楽バー」が20周年 「いつでも行ける店」目指し無休を継続

暗めの照明で落ち着いた店内

暗めの照明で落ち着いた店内

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 三軒茶屋の音楽バー「Junc de cote cote(ジャンク・デ・コテコテ)」(世田谷区若林1、TEL 03-3410-7514)が3月で20周年を迎えた。

壁の上部に並ぶレコード

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 1996年3月の開店当時、三軒茶屋ではランドマークの「キャロットタワー」が建設中。店主の近藤亨(あきら)さんは「これから発展しそうな街だ」と、幼少期からの夢だった「自分の店」を三軒茶屋で開いた。

 それから20年間、1日も休まず営業を続ける同店。近藤さんは「当時、三軒茶屋はスナックが多い街で、バーは10軒も無かった。正月やお盆に開いている店がほとんど無かったので、誰もがいつでも行ける店を目指した。『1日でも休んでしまうとズルズルと休んでしまいそうだ』と思いながらやってきたら20年が過ぎた」と振り返る。開店当時から訪れる客もいれば、常連客同士が結婚したケースもあるという。

 店内の壁を埋めるのは5000枚を超えるレコード。「ジャズとソウル」を掲げるが実際はより幅広く、ブラジリアンやAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)など「気持ちのいい音楽」をアナログにこだわって流す。「状態のいいレコードは音が柔らかく、聴いていて疲れない。『こんなイメージの曲が聴きたい』などのリクエストにも対応する。ジャンルによらず純粋に音楽が好きな人に来てほしい」(近藤さん)。

 お酒は約200種類(500円~)。ウイスキーは50種類ほどをそろえ、珍しい国産物も取り扱う。氷は全て三軒茶屋の製氷店「石ばし」のものを使っているという。フードは、ナッツやチョコレートなどの「つまみ」10種類ほどだが、リクエストに応じたメニューを提供することもある。

 近藤さんは「365日開いているので、いつでも気軽に寄ってほしい。気持ちのいい音楽と時間、おいしいお酒を楽しみたい人はぜひ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は20時~翌5時。11時~19時30分はカフェ「SARAVAH(サラヴァ)」として営業している(水曜・木曜定休)。

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