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三軒茶屋に鉄板中華料理店 石垣島出身の女性オーナーが熟練の焼き技を披露

看板メニューの一つ「焼き小籠包」

看板メニューの一つ「焼き小籠包」

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 三軒茶屋に中華料理店「鉄板中華 福華」(世田谷区三軒茶屋1、TEL 非公開)が1月13日、オープンした。

落ち着いた雰囲気の店内

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 席数はカウンター4席、テーブル13席。オーナーで店主の前里聡世(さとよ)さんは、お好み焼き店「福一(ぷくいち)」(三軒茶屋2)の立ち上げメンバーの一人として、2016年10月まで店長として働いていた。今回の独立にともない、同店のオーナーから「福」の一文字をもらったという。

 「華」は、お笑い芸人として活躍する、同郷・石垣島出身の友人とお酒を飲みながら決めたという。「福の華がかれんに咲いて、縁起をよくしたい」という意味を込めた。「福華(ぷっか)」と読む。

 店の看板には、中国で縁起が良いとされる「倒福」を使い、イメージキャラクターにはフクロウを据えた。フクロウには「福(を)籠(める)」という思いを託した。

 独立後も三軒茶屋を離れなかった理由について、前里さんは「福一時代からの知り合いが多く、お酒が大好きな人も多い空間が好きだった」と話す。

 鍋ではなく鉄板で中華料理を作るのは「都内で数店舗しかない」と前里さん。福一で鍛えた焼きのテクニックを、オープンキッチンで披露する。

 一押しメニューは3個入りの「焼き小籠包」(550円)と「四川風 麻婆豆腐」(850円)。麻婆豆腐には、使用するラー油には、地元沖縄の名産「島胡椒 (ピパーツ)」を使い、独自性を出す。「独特の甘い香りを楽しんでほしい」と話す。

 そのほかのメニューには、「大あさりの紹興酒炒め」(700円)や「カニとレタスのチャーハン」(900円)など、海鮮から飯物、デザートまで30種類以上を取りそろえる。「鉄板フカヒレステーキ上海蟹 みそあんかけ」(3000円)という高級メニューもある。

 ドリンクは、ビールや日本酒、紹興酒のほか、地元石垣島の泡盛「直火請福(じかびせいふく)」もそろえる。

 今後、中華料理をメインにしながら、石垣テイストのメニューを少しずつ増やしていくという。見込み月商は200万。「5年後には、都内に3店舗ぐらい出したい」と力を込める。

 営業時間は17時~24時(ラストオーダーは23時)。喫煙可。

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